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Entries from 2019-09-01 to 1 month

菊と刀 ルースベネディクト

◆初めに 菊と刀は外国人からみた日本人論。日本人からみた日本人論としては新渡戸稲造の武士道があるが、それとは違う作品である。 ◆概要 著者はルースベネディクト。文化人類学者。 本書は、第二次世界大戦において、日本人を降伏させために、日本人の文化…

考える余地しかない 味覚について

◆はじめに 以前、以下の記事で、世の中考えることがたくさんあるんだよということを書いた。 今回は、その応用編の一つである。 bebebebe.hatenablog.com ◆きっかけ 何を食べてもおいしいという感想を言う人がいる。 一方どのようにおいしかったのか、なぜそ…

数学ガール ゲーデルの不完全性定理 その1 結城浩

◆概要 数学ガールとは結城浩さんの著作で、学生が数学について考えていくストーリーとなっている。ストーリーが面白いだけでなく、ガロワ理論やフェルマーの最終定理など様々な数学にまつわる話を書いている。数学を読む本であるというのが私の印象である。 …

考える余地しかない

◆はじめに 大層なタイトルを付けたが、理系の学生なら数式としては見たことのある、当たり前の話である。ただし、今回は理科系で得た考えを実生活に活用してみようという話である。 ◆この話をするきっかけ 我々の周囲には、知っているようでその意味が共有さ…

電気の話

◆概要 電気の基本の話です。 停電とかで電気の話があったので少しボヤキを。 ◆なぜこの記事を書くか 簡単に言えば、皆さんに勉強をしてもらいたいからこの記事を書く。 もしくは、自分は電気を知らないのだと自覚してもらいたいからである。 電気工学につい…

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ランニングにおける体重と風の影響について2

◆はじめに 本記事は、前回の続きです。 実用性の観点からもう少し考えてみます。 bebebebe.hatenablog.com ◆前回からの追加事項 前回は向かい風の中で走ったとき体重が重い人と軽い人どっちが有利なの?という疑問に答えました。 今回は追い風の場合を検討し…

宇宙食について

◆はじめに はやぶさ2がリュウグウに着陸しました。 宇宙開発が近年進んでいます。 また、月面に人類が到達してから50年、現在も有人飛行は継続的に行われています。 クルーの職場環境において唯一の娯楽ともいえる宇宙食。 ここでは宇宙食の歴史などをまと…

饗宴 プラトン

◆はじめに 饗宴は哲学書であると同時に、文学書としても面白い本である。 プラトンだからといった食わず嫌いをせずに読んでほしい。 ◆概要 プラトンの中期対話篇である。 テーマは恋愛について。 ◆要約 詩人であるアガトンがコンクールで受賞したことを祝い…

ランニングにおける体重と風の影響について

◆はじめに 先日、河川敷を走っていて、体重のある人と体重のない人、どちらの方が風圧の影響が少ないのかと疑問に思った。 直感的には、体重の軽い人の方が、風圧の影響が大きいと思ったが、もう少し理論的に検討してみようと考えたので、その検討記録を残す…

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福沢諭吉

◆まえがき 日本の近代化に貢献した福沢諭吉。 彼の肖像画は現在1万円札に使用されている。 彼がどのような人物だったのか、整理する。 ◆概要 福沢諭吉は明治時代の蘭学者であり、教育者であり、作家である。 様々な邦訳をつくり、慶應義塾大学を創設し、学問…

嫌われる勇気 岸見一郎

◆はじめに 個人的には、ビジネス書を嫌悪している。 なぜなら、当たり前のことを偉そうな書きっぷりで書いているからだ。 ○○会社のCEOとか、そのような肩書に頼っている点も嫌いだ。 本書については、意外な観点だし、アドラー心理学という微妙な切り口から…

名前で呼ぶということ

名前を呼ぶということはどういうことか。 個人的な意見を書いておく。 ■名前について 1.名前は個人にとって大切なもの 名前は凄く大切だと思う。 個人的な経験で恐縮だが、名前のすごさを感じたことを紹介したいと思う。 海外に出張からの帰り、ローマの空港…

算数の教育について(雑記)

■テーマ 最近話題の2×3が正解で3×2が不正解となる話について。 ■問題提起 学校教育では2×3が正解となり、3×2と順番が逆になると不正解になるらしい。 そのニュースを受けてぼんやりと考えたので記述する。 そもそもなぜこれがニュースになるのか? 2×3と3×2…

サウナ

■テーマ 「サウナはいいぞ」という話 ■何がよいか 以下の3つの理由から構成される。 ・リフレッシュできる ただしい入り方をすれば、だれでもリフレッシュ。 感覚としては、瞑想とか運動とかと同じ。 何かしようという気持ちになれる。 また、サウナのいい…

哲学のすすめ アリストテレス

◆概要 アリストテレスが哲学について語った本。 アリストテレスの著作のうち、唯一ほぼ復元されたもの。 ◆テーマ 哲学について以下の3点から哲学をすすめる ・哲学は良いものなのか 人間は善を追求している 判断の正しさ、理性を用い、善き善を観照できるも…

キャッシュレスの乱立について

キャッシュレスが乱立しているがなぜだろうか。 本記事で明確にしたい。 ◆キャッシュレス 現金は輸送に金がかかるし、保管にも金がかかる。 そこで、登場したのがキャッシュレスである。 キャッシュレスなら現金がないため、現金輸送車やATMの負荷を落とすこ…

老年について キケロ

◆概要 ストア派の哲学者キケロが書いた作品 ◆テーマ 一般的に老年は嫌われているが、なぜだろうか。 むしろさまざまな経験を得た収穫期ではないか。 老年について、古代ローマ人が意見を述べる。 ◆要約 老年が嫌われるのは以下の4点からなるが、それは誤解で…

プロタゴラス プラトン

◆概要 プラトンの対話篇の一つ プロタゴラスでは徳は教えられるかがテーマ ◆概要 ソクラテスの質問「徳は教えられるか」 徳は教えられるか。徳とはどのようなものか議論する。 プロタゴラスの質問「シモニデスの詩の解釈」 ソクラテスが問答に値するかシモニ…

アドルフ コンスタン

◆アドルフ フランス文学 1800年ころの話 コンスタンにより書かれた作品 ◆シナリオ(ネタバレ含む) 青年が恋愛する情熱と、恋愛を失った後の話を生々しい表現であらわした作品 10章構成でおおむね以下の流れで構成される。 1,2章 人妻エレノールに恋をし、恋…

シラノドベルジュラック

◆概要 1640年ごろのフランス戯曲。作者はロスタン。 シラノドベルジュラックは実在の人物 戯曲として何度も講演。日本でも2018年に舞台があった。 ◆ポイント ・登場人物が魅力的 シラノドベルジュラック 剣術に優れているだけでなく、詩を書かせても一流。 …

アルコール関係株

アルコール関係株 ・BDU アンハイザーブッシュインベブ ベルギーADR 代表 バドワイザー、ヒューガルデン、レフ ・DEO ディオジア イギリスADR 代表 スミノフ、ジョニーウォーカー、 ・STZ コンステレーションブランズ 米国 代表 コロナ、モデロ マリファナに…